秋も深まり木々が色づき心地よい季節となりました。いかがお過ごしでしょうか。
先日は、ヴェルデ会の演奏会にたくさんの方々が足をお運びくださいました。
コロナ禍のため、細心の注意を払っての演奏会でしたので、お客さまには手の消毒やマスク着用、ソーシャルディスタンスを保つなど、多くのご協力をしていただきました。心より感謝申し上げます。
演奏会に至るまでの様子をほんの少しご紹介します。
みなさまにとっても大変な世の中、私たち演奏家にとっても演奏会の中止、延期、前の見えない日々が続いておりました。何かできることはないか?何かできるのではないか?と、代表の言葉に賛同し、立ち上がりました。徹底したコロナ対策の仕方や、どうしたらお客さまに安心してお越しいただけるか試行錯誤しながら進めてまいりました。
はじめの稽古では、演奏ができる喜び、何事もなくできるかどうかの不安、感じたことはそれぞれだったと思います。ただ、全員が成功させようという気持ちを強く持っていました。
写真にて本番前の練習、リハーサルの様子を振り返ります。
髙崎さんには音響だけでなく、動画配信のための撮影、編集などご尽力いただきました。
また、プロジェクションマッピングで華やかに彩ってくださいました荒井さん。
講義室が全く別の世界となり、新しい演奏の形の第一歩となったように感じました。
お二人にも改めて感謝申し上げます。
各々で体調を整え、毎日の検温。会場では窓もドアも開放したまま、マスク、フェイスシルードを、通し稽古までは着用していました。
回を重ねるごとに集中力も増し、映像が入ったことにより、益々モチベーションが上がっていきました。
稽古後は、動画をチェックし、個々に感じたことを次の稽古に活かしていたように思います。
お互いに刺激し合いながら貴重な時間を過ごすことができました。
感染対策のため、机、椅子の消毒、換気、プログラム等の配置、お客さまへのご対応の仕方等様々なことに気を配り、私たちを支えてくださいました。お力添えいただき、ありがとうございました。
(なんと、学長先生が粋な取り計らいをしてくださいました。アリーナ(体育館)のライトアップです。)
(素敵なお花をいただきました。)
宇都宮短期大学の須賀英之学長先生には、ヴェルデ会の活動をいつも温かく見守り応援いただいております。ご協力、ご理解賜り感謝の気持ちでいっぱいです。当日もご来場くださり、また、素敵なお心遣いありがとうございました。
(当日プログラム表紙、プログラム)
当初は席数80名の予定でしたが、政府により、屋内イベント収容人数規制の緩和がされたことにより、当日は約130名のお客さまにご来場いただきました。
たくさんのあたたかい拍手に包まれ、生の演奏をお届けできたことに演奏者一同、感無量でした。
(YouTubeの動画より)
「文化庁による文化芸術活動支援事業」としてのトライアル公演のため、当日の演奏をYouTube配信しております。
どなたでも視聴可能ですので、是非ご覧ください。
https://youtu.be/b3xLqJHyPQA
(終演後、宇都宮短期大学の須賀英之学長先生と共に)
今回、コロナ禍の中でヴェルデ会としてはじめての演奏会に挑みました。そこで改めて人と人とのつながりやあたたかさにふれ、たくさんの方々に支えられて生かされていることを感じました。演奏家は演奏を通してみなさまに音楽をお届けすることしかできません。今後も精進し、様々な音楽をお届けしたいと思います。今後の活動もご期待ください。
尚、演奏会後、2週間は安心できません。あと数日間、お越し下さったお客さまがお元気でいることと、出演者、スタッフも何事もなく過ごすことができて、今回の演奏会の成功といえます。
後日その報告もさせていただきます。